
『宝島』で2兆ウォンをハッキングしたパク・ヒョンシクが死んで生き返った。
3月1日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、2月28日に放送されたSBS金土ドラマ『宝島』(脚本イ・ミョンヒ、演出ジン・チャンギュ)の第3話は、首都圏で8.9%、全国で8.8%の視聴率を記録し、自身の最高記録を更新した。これは同時間帯及び金土ドラマ1位に該当し、瞬間最高視聴率はなんと11.2%まで急上昇した。第3話で二桁を突破したのだ。2049視聴率も2.4%で金土ドラマ1位に上がった。『宝島』の激しい興行旋風が始まったのだ。
『宝島』第3話は、暴風展開で視聴者の心を掴んだ。2兆ウォンの政治秘資金ハッキングからソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク分)の死と復活まで描いたストーリー、ソ・ドンジュの危機と共に一層大きくなったスケール、俳優たちの熱演まで全てが渦巻き、『ブロックバスター復讐劇』の真髄を見せつけた。
この日、ソ・ドンジュはイム・ジャンソン(ホ・ジュンホ分)が仕掛けた罠にかかり、死の危機に直面した。なんとか命を取り留めたソ・ドンジュは正面突破を選び、自らイム・ジャンソンの元へ向かった。ソ・ドンジュはひざまずいて助けてくれと懇願したが、イム・ジャンソンは「殺さなければならない」と冷酷に対峙した。生きてここを抜け出すのは容易ではないと判断したソ・ドンジュは、自分がイム・ジャンソンの「国愛基金」、つまり秘資金の中から390億ウォンを抜き取ったと告げ、危険な勝負に出た。
金のためなら何でもするイム・ジャンソン。彼はソ・ドンジュが投げた餌に食いついた。ソ・ドンジュは秘資金を返す代わりに自分の安全を条件にした。こうして全てのことが終わると思われたが、これはソ・ドンジュの反撃の始まりに過ぎなかった。今すぐ死ぬかもしれない危機的状況で、ソ・ドンジュは機転を利かせ、イム・ジャンソンの政治秘資金2兆ウォンが入った口座のパスワードをハッキングしたのだ。
ソ・ドンジュは秘資金口座をハッキングした後、悠々自適な時間を過ごした。ヨットを借りて愛するユ・ウンナム(ホン・ファヨン分)にプロポーズする夢を見た。ユ・ウンナムもまたソ・ドンジュを忘れられず、彼の元に戻ろうとした。しかし、これを先に察知したイム・ジャンソンのせいでユ・ウンナムはソ・ドンジュの元に行けなかった。ソ・ドンジュは来ないユ・ウンナムをただ待ち続けた。
一方、イム・ジャンソンはソ・ドンジュのハッキング事実を知らず、ホ・イルド(イ・ヘヨン分)にソ・ドンジュの殺害を教唆した。普段からソ・ドンジュに劣等感を抱いていたホ・イルドは、結局海の上でイム・ジャンソンから受け取った銃でソ・ドンジュを撃った。ソ・ドンジュは血を流しながら海に沈み、ホ・イルドは罪悪感と安堵感を同時に感じながら振り返った。
しかし、イム・ジャンソンとホ・イルドが予想しなかったことが起こった。遅れてソ・ドンジュの2兆ウォン政治秘資金口座ハッキング事実を知ったのだ。ソ・ドンジュがパスワードを変えたため、ソ・ドンジュなしではその口座から1ウォンも引き出せなくなった。イム・ジャンソンは耐えられない怒りを感じた。そして彼の目は卑劣に光った。イム・ジャンソンはホ・イルドにソ・ドンジュの殺害と消えた政治秘資金2兆ウォンまで全てを押し付けた。
ホ・イルドはどうすることもできない状況に陥った。大山グループ会長チャ・カンチョン(ウ・ヒョン分)の金庫を開けるために書斎に隠れ込んだが、パスワードを見つけることができなかった。イム・ジャンソンはますますホ・イルドを追い詰め、ホ・イルドは「ソ・ドンジュ、復活しろ!今すぐ!」と絶叫し、虚脱した涙を流した。
その瞬間、ソ・ドンジュが目を覚ました。死んだと思われていたソ・ドンジュがホ・イルドの言葉通り本当に復活した。ホ・イルドの絶叫とソ・ドンジュの復活が強烈に交差し、『宝島』第3話が締めくくられた。心臓が止まりそうなインパクトのあるエンディングだった。強力なブロックバスター復讐劇の幕が上がった瞬間だった。
ストーリー、スケール、演技すべてが暴風のように渦巻いた『宝島』第3話。始まりから緊張感を保ち続けた緊張感は、エンディングで点を打ち、視聴者に次回を見ずにはいられないようにさせた。復活したソ・ドンジュの本格的な反撃が期待される『宝島』第4話は3月1日午後9時50分に放送される。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]