
『宝島』はただ黙っているホ・ジュンホではない。
SBSの金土ドラマ『宝島』(脚本 イ・ミョンヒ、演出 ジン・チャンギュ)には、踏まなければ踏まれる、絶対に退くことのできない二人の男がいる。まさにソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)とイム・ジャンソン(ホ・ジュンホ)である。『宝島』が放送終了まで残り2回となる中、果たして欲望で結束した二人の激しい対立の結末がどうなるのか、視聴者の関心が高まっている。
イム・ジャンソンは「国を愛する基金」と主張する政治的裏金2兆ウォンを自らの手に握りしめて揺さぶった。自分の目的のためなら人の命など何とも思わない悪人イム・ジャンソンは、「国を愛する基金」の存在を知るソ・ドンジュを殺そうとした。しかし、ソ・ドンジュは何度も死の危機を乗り越え、逆にイム・ジャンソンの「国を愛する基金」をハッキングして2兆ウォンを持ち去ってしまった。
いつからか、ソ・ドンジュとイム・ジャンソンの対決は単なる金銭の問題ではなくなった。ソ・ドンジュはイム・ジャンソンに対する復讐心に燃え、イム・ジャンソンは目障りなソ・ドンジュを排除するために必死になった。さらに、過去のイム・ジャンソンの悪行とソ・ドンジュの出生の秘密が絡み合い、二人の関係はより激しく展開していった。結局、14回のエンディングでソ・ドンジュがイム・ジャンソンの悪行を国民全体に生中継し、スリリングな復讐が炸裂した。
11日、『宝島』の制作陣が15回の本放送を前にイム・ジャンソンの反撃を示唆するシーンを公開した。写真の中のイム・ジャンソンは、老人(チェ・クァンイル)や国会議員ナム・サンチョル(リュ・スンス)と対面している。激しい感情に包まれたイム・ジャンソンの姿が印象的である。次の写真では、イム・ジャンソンが大山グループのチャ・カンチョン(ウ・ヒョン)会長の妻ジ・ヨンス(ド・ジウォン)と会っている。ジ・ヨンスを見下ろすイム・ジャンソンの目つき、縮こまった表情でイム・ジャンソンに何かを渡そうとするジ・ヨンスの姿が興味を引く。
老人とジ・ヨンスは、ソ・ドンジュを取り巻くさまざまなパワーゲームで非常に重要な影響を持つ人物である。イム・ジャンソンは彼らに会って一体どんな策略を巡らせているのだろうか。
『宝島』の制作陣は「今日(11日)放送される15回では、ソ・ドンジュの復讐によって追い詰められたイム・ジャンソンの悪人本能が爆発し、ソ・ドンジュに対する反撃に出る。ホ・ジュンホのぞっとするような熱演は、劇的な緊張感を高めるだろう。視聴者の皆さんの多くの関心と期待をお願いしたい」と明らかにした。
『宝島』15回はこの日午後9時50分に放送される。最終回は12日午後9時45分に放送される。