グループENHYPENが「夢のステージ」を前にしている。毎年約30万人が参加するアメリカ最大の音楽祭「コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」（Coachella Valley Music and Arts Festival、以下「コーチェラ」）が彼らの舞台だ。
ENHYPENは、今月12日（現地時間）と19日に出撃する。どちらも、フェスティバル期間中で最もホットな土曜日の公演スケジュール。「コーチェラ2025」のラインナップに名前を連ねた唯一のK-POPボーイグループであり、「パフォーマンスキング」への挑戦をする彼らの舞台に、グローバル音楽ファンの熱い関心が集まると予想される。
11日、所属事務所ビリーフラップによると、ENHYPENは圧倒的なステージ掌握力と完璧に近いパフォーマンスで没入感のある公演を提供し、K-POPの地位を高める覚悟だ。メンバーたちは観客の興をそそるセットリストのために様々な意見を交わし、パフォーマンス構成にも積極的に参加するなど万全の準備を整えた。「公演強者」と呼ばれる彼らが生み出す熱狂的な現場の雰囲気が期待される。
ENHYPENはこれまで「サマーソニック」（SUMMER SONIC）や「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」（ROCK IN JAPAN FESTIVAL）などの大規模フェスティバルの現場で自らの真価を証明してきた。アイドルグループとしての面貌だけでなく、カリスマあふれるボーカルや華麗なギター演奏技術を披露し、豊かなロックサウンドを完成させるなど、パワフルなエネルギーで観客を魅了した。
ジャンルを問わない幅広い音楽スペクトラム、完成度の高いパフォーマンスと余裕のあるステージマナー、独創的なストーリーに基づく観客との深い絆が彼らの公演の特徴だ。周囲の環境に影響を受けやすい屋外ステージの特性も、すでに多数のスタジアム公演経験を持つENHYPENにとって自信を高める要素だ。
「コーチェラ」デビューはENHYPENの音楽の旅の重要な転換点となる可能性が高い。「コーチェラ」への進出は、それ自体がアーティストのグローバルな認知度と影響力の大きさを証明する。ミュージシャンだけでなく、さまざまな分野のアーティストたちも現場を訪れる。ファッション・ライフスタイルなど文化を先導するトレンドセッターとして存在感を発揮する機会とも見なされる。
これまで韓国と日本で大きな人気を博してきたENHYPENは、昨年グローバルな影響力を拡大し、アメリカでも頭角を現した。ENHYPENは、正規2集「ROMANCE: UNTOLD」でアメリカ「ビルボード200」の自己最高順位（2位）を更新する喜びを味わった。また、国際音楽産業協会の年末決算チャートをはじめ、ルミネート年間報告書でテイラー・スウィフト（Taylor Swift）やビリー・アイリッシュ（Billie Eilish）などと肩を並べた。
韓国、日本を超えて主流ポップ市場で存在感を確立したENHYPENが、今回の「コーチェラ」でどのようなステージで世界中の音楽ファンの心をつかむのか、その瞬間が待ち遠しい。ENHYPENの「コーチェラ」デビュー舞台は、12日と19日の午後8時35分、サハラ（Sahara）ステージで行われる。韓国時間では13日と20日の午後12時35分で、この公演は「コーチェラ」公式YouTubeチャンネルで生中継される。
[ソン・ジナ MKスポーツ記者]
