日本の国民アイドルグループSMAP出身の中居正広(53)が性暴力疑惑について謝罪した後、活動を継続する意向を示したが、各放送局は降板を議論中である。
13日、日本の芸能メディアスポーツニッポンは「中居正広が固定出演している番組を持つ各放送局が調査に乗り出した」と報じた。
報道によると、性暴力疑惑で物議を醸した中居正広が日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどで放送される5つのレギュラー番組に出演中であり、各放送局が調査に乗り出した。各放送局の関係者は中居正広が他の関係者に対する人権侵害などの加害事実があったかどうかを把握中である。
これに関連して、ある関係者はスポーツニッポンとのインタビューで「調査担当者の意見を受けて、番組の廃止と降板の有無を最終判断する予定」とし、「春の改編まで時間がない。番組中止が決定しても(その後)新番組の開始が4月の改編時期に間に合わないかもしれない」と述べた。
現在、放送局は中居正広が出演する番組を休止するか、中居正広の出演を保留中である。ただし、事態が明確に解明されていないため、まだ彼の降板や番組廃止などは確定していない。
昨年12月19日、週刊文春などの報道を通じて中居正広の性暴力論争が浮上した。報道によると、中居正広は2023年に20代の女性アナウンサーA氏、フジテレビ関係者B氏と共に会食をすることになった。しかし、B氏が不参加となり、A氏と二人だけで会うことになり、この場で発生した事件により中居正広はA氏に9千万円(約8億4千万円)を和解金として支払ったという。
何があったのかは明らかにされていないが、多額の和解金が支払われた事実が知られると、ネットユーザーは性暴力ではないかという疑問を呈した。一部のメディアは当時、中居正広がA氏に性的行為を強要するなど性暴力を行ったと報じた。A氏はインタビューで「私の口からは一切言えない」としながらも、「加害者(中居正広)とフジテレビを許すことはできない」との立場を明らかにした。A氏がフジテレビのアナウンサーであったという推測が出ているが、身元は公開されていない。
これに関連して、立場を明らかにしていなかった中居正広は、論争が起こってから3週間後の9日に公式ホームページに謝罪文を掲載し、「今回の件でご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っている」とし、「報道内容には事実と異なる面もあり、心を痛めている」と述べた。
続けて「これまで相手との秘密保持義務があるため、申し上げることを控えていた」としつつも、自身の活動に影響が出ている点を指摘し、「私がお話しできる範囲内でお伝えしたい」と付け加えた。
中居正広は「問題があったのは事実である。そして双方の代理人を通じて合意が成立し解決されたのも事実である。問題解決のために相手の提案を真剣に検討し対応したと思っている。また、一部報道にあったように手を挙げるなどの暴力は一切なかった」と相手と合意したことを明らかにした。
続けて「合意が成立し、今後の芸能活動に支障なく続けられるようになった」と主張した。また、この事件にフジテレビなどの関係者が関与しているという疑惑については「当事者以外の人間が関与した事実は全くない」と線を引いた。
一方、中居正広は1988年に日本国民アイドルグループSMAPとしてデビューした。その後、さまざまな番組のメインMCを務め、大きな愛を受け、スポーツ中継キャスター、俳優としても活躍した。
[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]