女優ソヌ・ウンスクの実姉を強制わいせつした疑いで裁判にかけられたアナウンサー出身の放送人ユ・ヨンジェに対する1審判決が本日（23日）下される。
水原地方裁判所成南支部第1刑事部（ホ・ヨング部長判事）は23日、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反（親族関係による強制わいせつ）の疑いで不拘束起訴されたユ・ヨンジェの判決期日を開く。
ユ・ヨンジェは2023年3月から10月までの間に5回にわたり、ソヌ・ウンスクの実姉A氏の身体に接触するなど強制わいせつを行った疑いを受けている。ユ・ヨンジェは警察の調査に続き検察の調査でも疑いを一切否定したが、検察は疑いがあると見てユ・ヨンジェを不拘束起訴した。
検察は昨年12月に行われた結審公判でユ・ヨンジェに懲役5年を求刑した。
当時、検察は「親族関係による強制わいせつ事件で、行為自体だけでも罪質が悪い。被告人は疑いを否定しているが、一貫した被害者の証言や録音記録などの証拠から見て証拠が認められる」と述べた。
続けて「被害者が被告人と対面する状況で虚偽の証言をする理由はない」とし、「被告人は警察、検察の調査から法廷に至るまで全く反省の兆しが見えない。被害者が厳罰を願っている」と求刑理由を明らかにした。
ユ・ヨンジェは最終弁論で「このことで放送生活34年間に築いたものを失い、日常も止まってしまった」とし、「反省すべき部分と間違った部分がないか自分自身を振り返ることになった」と語った。
一方、ユ・ヨンジェはソヌ・ウンスクと2022年に結婚したが、1年6ヶ月後の昨年4月に離婚した。その後、ソヌ・ウンスクはユ・ヨンジェの三度目の結婚、A氏の性暴力疑惑などを暴露し婚姻取消訴訟を提起したが、裁判所は二人がすでに離婚しているため訴訟を進行する理由がないと判断し却下した。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]
