
歌手ウンガウンの前所属事務所TSMエンターテインメントが1審の敗訴に不服を申し立て、控訴する。
TSMエンターテインメント側は21日、「ウンガウンが提起した専属契約効力停止仮処分申請に関して1審裁判所の決定を謙虚に尊重する」としながらも、「専属契約期間中にアーティストに10億ウォン近い清算金が支払われた点については1審も異なる判断をしなかった。1審の判断に対して即時控訴する」と明らかにした。
これに先立ち、ソウル西部地方裁判所民事合意21部は、ウンガウンが前所属事務所とTSMエンターテインメントを相手に提起した専属契約効力停止仮処分訴訟でウンガウンの手を挙げた。
裁判所は「TSMエンタがこの事件の専属契約で定めた清算義務を違反し、過度に費用を清算したか、誠実に清算義務を履行したとは信じがたく、TSMエンタとウンガウンの間の信頼関係が壊れたと見る余地がかなりある」とし、2020年5月に締結された専属契約および附属合意の効力を停止し、訴訟費用もTSMエンターテインメントが全額負担するよう判決した。
ウンガウンは昨年12月、清算金未払い、信頼破綻、業務怠慢などを問題にし、TSMエンターテインメントを相手に専属契約効力停止仮処分申請を行った。
ウンガウン側の弁護士は「所属事務所側がスケジュールや新曲作業の進行を妨害し、清算金が未納である。清算金支払いに関する根拠資料を求めても提供してくれない」と訴訟に至った理由を説明した。