
MBC気象キャスター故オヨアンナの勤怠報告と推測される文書がオンラインに流出した。
22日、オンラインコミュニティには「故オヨアンナ放送事故、遅刻履歴書」というタイトルの投稿が公開された。文書によると故人は2022年1月に「ニューストゥデイ」放送に遅刻し、イ・ヒョンスン気象キャスターが緊急出勤して待機するなど、1年間で9回の遅刻と無断欠勤をした。理由はすべて連絡が途絶えていた。
これに加えて通話録音も公開された。録音には故人が母親との電話でいじめを受けていることを訴える様子が収められており、故人は感情が高ぶり、暴言を吐くこともあった。
このような中、流出した資料のタイトルが「故オヨアンナ放送事故、遅刻履歴書」であることから、故人の死後に作成された資料であると推測される点や、外部者がアクセスしにくい資料である点、訴訟資料として推測される資料が含まれている点などから、一部ではこれらの資料が流出した背景を確認すべきだという声も上がっている。
過去に故人の遺族はインタビューを通じて故人の勤怠について言及したことがある。故人の遅刻と欠勤に関する主張が出た際、遺族は「睡眠薬を飲んでも眠れないから焼酎を一緒に飲んだと聞いた。してはいけない行動だったが、一方でどれほど辛かったのだろうと思う」と述べ、職場内のいじめによって起こったことだと主張した。
これに対しネットユーザーは「勤怠不良が事実だったとしても、故人が受けた職場内のいじめは正当ではない」、「勤怠問題は会社のレベルで処理すればいいこと」、「誰が公開したのか確認する必要がある」、「故人に責任を転嫁しようとしているのではないか」といった指摘をしている。
故オヨアンナは2021年にMBCの公募気象キャスターとして入社し活動していたが、昨年9月に突然この世を去った。故人の死の知らせは死後3ヶ月の12月に遅れて知らされた。
その後、先月27日に故人の遺書が発見されたという報道が出て、職場内のいじめの疑惑が浮上した。遺族は昨年12月にソウル中央地方裁判所に職場内のいじめを行ったと思われる職場の同僚を相手に民事訴訟を提起した状態だ。
現在MBCは真相調査委員会を組織し調査に着手した。ソウル麻浦警察署も関連の申し立てを受理し、事実関係の確認に乗り出した。
現行の職場内いじめ禁止法は労働基準法上の労働者にのみ適用されるため、フリーランスだった故人がこの法律の適用を受けるためには労働者性を認められることが重要である。このため、雇用労働部は故人が労働基準法上の労働者に該当するかどうかを判断する予備調査に入った。
[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]