
先日10日、突然この世を去った歌手故ウィソンの遺体安置所が遅れて設けられることになった。その背景には、生前故人を大切に思っていた知人たちの心からの説得があった。
12日、毎日経済スタートゥデイの取材によると、故ウィソンの周囲の仲間の芸能人たちが遺族を説得し、故人を愛していた多くの人々が追悼できるように葬儀の手続きを進めることに決定した。特に故人の親友として知られる歌手ケイウィルは、海外のスケジュールの中で訃報を受けた後、すぐに帰国したと伝えられている。
所属事務所タジョエンターテインメントによると、当初遺族は突然の訃報に深いショックを受け、特に故人の母親の健康を心配して故人の葬儀を行わないことにした。
しかし、仲間たちの心からの説得により、遺族は心を変えた。結局、所属事務所は既存の立場を変え、「遺族が熟考の末、追悼の時間を設けたいと考えています。生涯孤独に過ごした故人の最後の道を共にしていただければ幸いです」と遺体安置所の設置計画を伝えた。
故ウィソンは先日10日午後6時29分頃、ソウル広津区の自宅で亡くなっているのが発見された。享年43歳。国立科学捜査院の解剖結果では「死因は不明」との初期所見が出た。薬物の精密検査結果は2週間後に出る見込みだ。
故人の遺体安置所は14日、サムスンソウル病院の葬儀場に設けられる。発葬は16日に行われ、埋葬地は光陵追悼公園である。