
言葉や何らかのバラエティ的な才能よりも、完全に音楽で愛されてきた。グループニュージンズはデビュー以来、出す曲ごとにヒットする「歌の勝負師」だった。しかし今は完全に反対の道を歩んでいる。
法律への不信を超えて「韓国の現実」と言った。活動を中断したニュージンズの発言がファンを除いた大衆の否定的な反応を引き出している様子だ。
所属事務所アドアとの専属契約争いを経験しているニュージンズのメンバーたちは現在独自の活動をしている。しかし、アドアが出した「企画会社地位保全及び広告契約締結等活動禁止」の仮処分申請が裁判所から認められ、彼らの活動は中断された。
ここからメンバーたちの発言が始まった。彼らは「(ニュースを見た)みんな(メンバーたち)が衝撃だった」、「おそらくこれが韓国の現実かもしれない。韓国が私たちを革命家にしようとしているようだ」といった言葉で裁判所の判断に不満を表明した。単純なK-POP市場構造の問題を超えて「嫌韓」ではないかという批判まで出てきた部分だった。
特にこのようなメンバーたちのインタビューは国内メディアではなくBBCコリア、タイム(TIME)などの外国メディアを通じた発言だった。この点も大衆にとってはやや失望や残念な部分として位置づけられた。
ニュージンズのファンとして知られる法律事務所キム&チャン出身のコ・サンロク弁護士も「今や産業を否定し、ついには裁判所さえ無視して韓国全体を情けない社会に追い込んで嫌韓発言を吐くに至ったなら、その次に彼らが立つ場所はどこなのか」とし、「今こそ夢から覚める時間だ」と公然と批判した。
2022年7月にデビューしたニュージンズはデビューと同時に「ハイプボーイ」、「アテンション」、「ディト」、「クッキー」、「スーパシャイ」、「ETA」などイージーリスニングを基にした特有の音楽で人気を博した。デビュー時から始まった彼らの人気だった。
メンバー個々は知らなくても音楽は知るほどニュージンズの大衆的な人気は疑う余地がなかった。音源はもちろん、テレビ広告などにも彼らの歌が挿入され、直接出演しながら驚異的な人気を誇った。デビュー1周年の2023年7月を過ぎ、その年の授賞式はニュージンズの年と言えるほど、ほとんどの対象級の賞を総なめにした。
このように高水準の歌で大衆と活発にコミュニケーションを取っていたニュージンズは、裁判所の判決に対してあからさまに失望感を表し、ファンを除いた大衆と距離を置こうとするジェスチャーを取っているように見える。
現在ニュージンズのメンバーたちは裁判所の判決を尊重するとし活動を中断した状況。しかしながら、不服申し立て、異議申立てを提起し、これに対する審問が4月9日に行われる。