
グループメイディンの元メンバー、カウンがチームを脱退した後、初めて心境を伝えた。
カウンは28日午後、個人SNSアカウントを通じて「この文章を書くまで思ったより長い時間がかかった」と長文を投稿した。
カウンは「放送を通じて存在すら知らなかった録音や事実でない話で満ちた世界の中で、私の声を上げることがとても怖く、大きな勇気が必要だった」とし、「そんな中でも私を信じて静かに待ってくださり、温かく応援し心配してくださったすべての方々に心から感謝申し上げます」とファンに感謝の意を表した。
続けて「その温かい気持ちが私には大きな慰めとなり、こうして文章を書く力になった。それにもかかわらず、あまりにも長い時間待たせてしまったこと、心から申し訳なく思っている」とし、「その時間の間、私は感情に振り回されず、この状況をしっかりと向き合うために毎日心を引き締めて過ごしていた」と述べた。
そしてカウンは「アイドルという道は私にとって単なる職業ではなく、子供の頃から切に望んできた夢であり、人生の一部だった」とし、「ステージ上での瞬間、ファンの皆さんとの目と目の合う瞬間、練習室での汗と涙まで、すべての瞬間が私にとって言葉では表現できないほど貴重な思い出だった」と振り返った。
カウンは「しかし活動をしながらそんな記憶を覆い隠すほど辛いことが繰り返された」とし、「望まない状況や理解できない不当な扱い、そして予想外の不利益をずっと経験しなければならなかったが、一度も夢を諦めたいと思ったことはなかった。私は最後まで耐え抜きたかった。アイドルという夢が終わるのが怖くて、我慢してまた我慢した」と吐露した。
カウンは所属事務所との事件を最初に報じた放送を間接的に言及した。彼は「(該当)放送が放送された後、私のチーム脱退のニュースを記事で初めて知った。ファンの皆さんにどんな説明も挨拶もできないまま突然去らなければならなかったその日は、今でも私に深い傷として残っている」とし、「とても悲しかったし、悔しかったです。学生時代ずっと心を込めて描いてきた夢なので、もうこれ以上逃げずに、私の心とこれまでのことについて正直に伝えたい。まだ足りない点も多く不器用ですが、心を込めて皆さんに近づいていきたい」と述べた。
昨年11月、JTBC「事件本部」では、ガールズグループのメンバーが所属事務所代表A氏に性暴力を受けたという内容を報じた。
これに対しA氏は「事件本部」側に関連疑惑を否定し、「該当メンバーが『チームで活動し続けさせてほしい。日替わりの彼女になってあげる』と先に提案し、映画も先に見せてほしいと言った」と反論した。
その後も報道が続くと、143エンタは公式立場を通じて「放送で言及されたメンバーと代表の間には、いかなる性暴力、その他の権力による性的接触もなく、報道内容は事実ではない」と再度否定した。
このような状況の中、カウン側は29日午前、ソウルのある場所で143エンタ代表の強制わいせつ事件に関する告訴記者会見を開く。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]